log#045('08.10.25)_14~17

WNW~W;2~4

 久しぶり(前回の山飛びから約50日ぶり)の良い風の巡り合わせの予感に数日前からソワソワ*1。先輩(らんまるさん;男性)から「時間前に集合して上がろう」と事前に連絡を貰い、普段より30分早く家を出る。
 港に着くと浜(ランディング場)に障害発見。浜の半分より港側に近い方に、山裾から切り出した樹木の枯れ木・枝の山*2。さらに打ち捨てられたボートが横たわっていて、ちょうどバリケードを築いている感じ。
 今日の風は建物から練習バーンに向かってランディングする方向だが、ショートしたらチト危なそう。ロングが基本になることを頭に入れ山に上がる。

14thフライト

 集合時間には第一TOで準備完了。ダミーなしで私が一番手。50日ぶりのフライトなのに大丈夫か?…とか思いながらも何とか飛び出せた〜。
 北がらみなので第二TO下まで行かず、いつもの行程の1/3で(特にその先1/2ほどの谷まで行かない様に)ターンするよう指示が出されていたが、実際に飛んでみると1/3の感覚がつかめず谷まで進んだ模様。そこまではコンコンと浮きがあったが、ターンするころは随分ズブってしまった。
障害物多数 & 高ッ!
 数ターンのちにランディング態勢に入り、着地はあいかわらず若干踵気味。尻をハーネスから出すのが遅いんだよなぁ。
 着地後先輩に浮きがあったことを話したら、ターンしたら沈むのは分かり切っているんだから、浮きがあるところでターンすべきだと教えられ、納得。余裕なく飛んでいるときはそんな事考えもせず闇雲にターンしているしなぁ、まだ初歩の域を脱するのは程遠いと感じる。

…そして…スタ沈(;o;)

 上記14本目までは先生に浜から誘導してもらっていたが、次は上からアドバイスだけにするので自分でランディングしてみるように、とのことで俄かに緊張する。
 で、先輩一人に浜に残っている状況でライズアップしたが、北がらみの突風で左に取られ、修正できずTO左手の藪に初のスタ沈。あ〜ぁ(__;。皆に迷惑をかけ20分ほど回収に無駄な労力を使う。
 後から聞くと、左に傾いた際、咄嗟に左手を地面に手をつこうと(私の最初からの悪いクセ)突っ張ったらしく、必然的に更に左側に落ちるべくして落ちたとのこと。足を大きく左に踏み出すとともに左バンザイで右ブレーク(イメトレでやる通りなんだけどなぁ(ーー;)していたら修正できていたのに、とのことで、最近サボりがちな練習バーンでの基本動作の復習を頻繁にやらにゃぁ、とお叱りを受ける。全く仰せの通りだお〜(;o;)。

15thフライト

 仕切りなおして本日2本目。先生は上、先輩(らんまるさん;男性)が浜に残っている状態でテイクオフ。
 相変わらずのやや北がらみの風のため、いつものコースでなくTOから見て左半分でターン&ターン。そこそこ浮きがあったが、ターンが弱かった?こともあり、前に出過ぎて早めに沈下。いよいよ初の自己判断アプローチ。…だけど結構高く、もう少し膨らんで高度処理してもよかったなぁ、と、ターンした後で後悔しても後の祭り。建物の上空を過ぎてもかなり高く、更に浜は浮きがそこそこあり、降りない。
 あちゃ〜、どうすべいか、と先輩の方を見ると、両手を腰まで下げるサイン。そ、そうか、ブレークを強めに…、とハーフブレーク位置。このまま練習バーンに突き刺さるのでは?と危惧したが、練習バーンの近くまで来てようやく着地できた! あ〜やれやれ。びっくらこいたぁ〜(^^;。
 山にいる先生からはもっと高度処理をしっかりせよ、とのお叱りあり。肝に銘じること>ぢぶん。

16thフライト

 三度山へ上がると相変わらず弱めの西北西だったので先輩諸氏はソアリングの風待ち。皆風待ちの間にもう1本行く?との事で息を整えながらそそくさと準備。先輩(らんまるさん&なぎっちさん;男性)は浜へ引き返す(もちろん不安材料多数の私のため(^^;)。
今日の海原は銀色!
 一日フライト数自己タイの3本目は弱い風で走り降りる感じ。「おとーさん、飛び乗り気味だー」との声を背中に、TO下の樹頭スレスレで何とか飛び出す。
 TOと同様途中もあまり浮きが無く、まもなくアプローチへ。さっきと比べ低いんでないかい?と思ったので、堤防沿いまで行かずちょうど建物を回り込む感じでターン。
 で、クセというものは怖ろしく、ちょっと海側にせり出してしまったのが災いして浜の上まで戻ったときは随分下降しており、直前のフライトとは比べ物にならないくらい沈下。最初に見た切り出した樹木の枯れ木・枝の山の天辺を尻で擦りながら、わずか先に着地。枯れ木の山と廃船との隙間(5mくらい)や、干潮で浜が広くなって山の左右どちらでも行けたのに、選りに選って何でそこにいくかなぁ、と先輩の呆れ顔(^^;。浜で私に掛けられた先輩の指導の大声が山にも届いたとか(笑)。
 その先輩2名からこのフライトをずっと見ていてくれた感想として「途中の各動作がどれも中途半端だった」との指摘あり。初めての自己判断フライトだったので萎縮していたのかなぁ。気をつけよう。


 3本も飛んだしもういいな、と思いつつ皆が残る山に上がってみたが、風待ちしていた先生と先輩諸氏もソアリングは諦め、ぶっ飛びで降りることに。
 サポートして先生と先輩(しろさん;女性)を見送ると、中腹あたりの低いところでそこそこ浮きがあった模様で、粘りに粘っているのを見学していたら、浮かんでいた先生から「おとーさん、もう1本いくなら浜から誘導するよ」との声。一緒にいた先輩からイケイケのサインで思わず「お願いします」と言ってしまった(笑)。
 

17thフライト

 本日4本目。曇り勝ち&夕方になったのでいよいよ北がらみが強まり、通報は西北西だが北西といった方が正解か。
 風が弱いままライズアップして無事にテイクオフ。先生の誘導で右手には行かず左手の尾根を越えるような感じでターンを数回。尾根を越えるとき先生から「そこら辺はここから見えないので自分で判断して」の声でちょっとビビる。尾根の向こう側の集落や畑が見えると、帰れなかったらどーしよ、との思いが募るのだ。
ターンッ!!
 何とかターンが成功し、ホッ。程なくアプローチへ。「高い高い、もっと大回り!」と言われながら浜へ。ところがまだ高い。ありゃりゃどうすべい、と思った瞬間「左切って!」の声。そしてすぐに「右切って!」と左右に振って高度を落とす指導。随分ロングだったが何とか着地。先生から「誘導しているのに自分の意思が入りすぎ」とお叱り。…そういえばこのフライトは誘導だったのだ、と改めて思い出す(遅い!(ーー;)。


 結果、自己最多の一日4フライトを達成したが、どれもがイマイチ反省箇所多数の内容。
 今回の一番の課題は、直前のフライトのイメージが頭から抜けず、さっきはこうだったよな、とつい直前の記憶に頼ってしまいがちだったこと。一期一会じゃないけど、毎回風の様子は変わるんだから真っ直ぐ前を見るだけじゃなく、周りの様子、特に吹流しの状態を幾度も確かめながらフライトすること。今日はほとんど吹流しを見てなかった。…ちうか見る余裕が無かったのだ(ーー;。

【F4(17&70/161),T12(2゚18'),P[借(罰&J0.78k)]】

*1:とはいえ、練習場に向かう車中に毎回思うことを冷静に自己分析してみると、飛べそうな日には『今日は飛べるかも…でも大丈夫か?ドキドキ』、風向きが悪い日には『今日はダメだろな…でもちょっとホッ?』という思いは、やはり普段の基本動作に自信が持ててないからだろと思う。

*2:後から聞いた所によると、浜に来夏用に「海の家」を建てる準備だそうな。傍迷惑な話だけど、これだけの小さな浜で商売になるのか知らん?…と老婆心。