log#065('09.04.05)_38,39

W~SW~WNW;2~5

 集合後、皆で山へ。
 通報では西もしくは西北西2〜3だったので、こりゃぶっ飛びかな?風待ちもあるかも?と思いながら第一TOへ到着すると正面からそこそこの吹き上げ。
 誰がダミーするかで先輩(しろさん;女性)とジャンケンまではいかないものの(笑)譲り合ったが、どんな状況でも経験しておきたい(好奇心旺盛な?)私がダミー。
テイクオフ直前

38thフライト

 2〜3歩後ろへ取られ(斜面を後ろ向きに駆け戻り、と言った方が正確か)テイクオフ。翼が出来た、と思う間もなく浮いており、すぐ右ターンでそのまま第二TOの手前まででターン。
 何とかギリギリレベルキープながら、「いわゆる渋いっ!(笑)」ソアリング態勢に。
 バリオのピーピー鳴るタイミングを見計らいながらターンを繰り返しているものの、なかなかポン!と来る浮きが無いため、どちらかと言うと一所懸命なターンを実践している感じ。
 それでも何とかレベル以上になってヤレヤレ、と思う間もなく先輩のテイクオフで俄かに緊張が走る。何となれば今までと違ってあまり高度差が無いため他機警戒のレベルが格段に上なのだ。
 振り返りながら先輩のテイクオフを確認し、更に続く先生のテイクオフも怒られながら(そりゃそうだ、高度を稼ぐために第1TOの前を行ったり来たりしてたしぃ(笑))やり過ごし、何とか自分の位置をキープ。
 先輩と先生はすぐに浮かび*1、第1〜第2TO前は私だけに譲って貰い専用空域に。一人でターンの練習を繰り返す。

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 第2TO直前の谷は気流の関係かボコボコと乱れ肝を冷やす。更に一度ならず経験した第1〜第2TOに至る約200mの尾根道の上空を越えた瞬間は「戻れなくなったらドーシヨォ」という思いが頭をよぎる。
ドーシヨォ中(背景;児島の街並み)
 なんとかそれらは克服しつつ、徐々に下がってきた。「こりゃ〜ッ!、もうちょっと浮かんかいッ!、頑張らんかいッ!」と自分の機体を見上げながら叱咤激励*2
 とか何とかいいながら、20mほど沈下していたのをやっとこさレベル+20mまで復活させる。当然水島コンビナートの全景や瀬戸大橋、児島の街並みも望めたし、各山々に点在する山桜やソメイヨシノの薄ピンクも視界の端に捉えたものの、ゆっくり鑑賞する余裕は無い。多分自分の形相を見ることが出来たら…おぞましいくらいだったかも(笑)。
やっほぉ(背景左下;水島コンビナート)

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 テイクオフして40分が経った頃、ソアリング中の先生から「オトーサン、そろそろ疲れただろうから降りる段取りを。まず海に向けて出して」の指示に従う。
 ところが沈まない。おぉ、こりゃ噂に聞いてた「沈まない」状態かも。アクセルの使い方も翼端折りも経験していないのにどうすればいいのか知らん、という思いが頭をよぎる。
 まるでそれを見透かしたように先生から「ちょっと待って。ちょうどいい機会だから(自分が)浜に降りて翼端折りの指導をするからもう少し頑張って浮かんでてて」のご宣託。
 「うひゃぁ、只でさえ一所懸命高度維持しているのにもう少し頑張らんといけんのかぁ」と慌てながらもちょっと期待感(笑)。

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 10分ほどかかって先生が浜に降り、練習開始。最初のアクセル操作は不調。踵で踏み込もうとするが空滑り。まぁそりゃそうかも。だって事前にコードを伸ばすなどの準備は何もしてないしぃ(笑)。
 続いて翼端折り。おっかなびっくりでそっとA2ライザーを引き込んでも変わりなし。「もっと強く」の指示で思い切って引っ張るとやっとパタンと翼端が畳まれた。なるほど、この感覚かぁ、と改めて感じつつ随分降下していたので急いで標準動作に戻る。
 アプローチ直前の高度処理時、状況把握のための基本動作(ゼロの吹流しを中心に浜と平行に行ったり来たり)が出来てないとお叱り。…とは云われるものの、今までこんな浮きのいいときに飛んでないので、すぐに沈むことを念頭に置くのが身体に染み付いているのは止むを得ないのだ(笑)。段々に徐々に経験則を積んでいくのだ。

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 で、着地時にバリオを確認すると、何と!フライト時間1時間5分! 初の1時間超えで神経使いまくって草臥れているんだろうけど、今はちょっと興奮気味なのであまり疲れは感じない。後でドッカンっ!と押し寄せて来るんだろうな(笑)。
 ノービス課程に入って最初は20分程度のフライトを3本経験し、その後時間無制限のステップで、と言われていたが、既に3本目で1時間超えは大サービス(笑)との事。
 てな訳でこれで晴れてNP課程の各練習項目を順々にこなしていけるようになったのだ。…とはいえ初心忘れるべからず、練習バーンでの基本練習も大儀がらずにやらんといけんぞ>ぢぶんσ(^^;。


 その後、練習バーンで後輩サポート。先週に引き続きA級実技検定に王手をかけている2人だったが、海風に苦労してなかなか上手いフライトが連続せず、結局時間切れ。また来週以降に持ち越しになってしまった。


 夕方、西〜西北西4〜5の通報に再ソアリング期待のもと、再び第1TOに上がる。

39thフライト

 先に先輩(しろさん;女性)がダミー。風速4なのに殆ど浮きが無く、間もなくランディング。
 次発で飛び出すも同様に浮きを感じずズブズブと沈んで行き、すぐアプローチ。但しそこそこうまく立ち回ることが出来、ややショートながらランディング後に前傾でのハンドリングも少し練習できた。
 いわゆる「ぶっ飛び」ながらそれはそれとして沈下に合せる対応が上手く行った事に少し満足(^^)。

【F2(39&73/172),T68(5゚19'),P[WstBg4.5k,ML0.1k]】

*1:腕と機体性能によるんだろうなぁ、…と思う。だって一所懸命それ浮けコレ浮け、と頑張っている最中に同じ空域でスーイスイと浮かばれた日にゃァ、たゆまぬ練習もさることながら、次のクラス(初級⇒中級/中級⇒上級)の機体を欲しくなるのは当然か(笑)。

*2:テモいい迷惑かもなぁ。多分私のでかぷりに魂があったら「お前の体重が問題なんぢゃぁ」と悪態をついてたかも(笑)。