log#066('09.04.11)_40,41

WNW~ESE;2~6

 集合後、皆で山へ。練習バーンを使う体験者や練習生がいないのでのんびり風待ち…の予定だったが、第1TOに上がってみると、そこそこ行けるかも?…ということで当然ながら私がダミー。
 いつもの手袋を忘れて(車に乗せたまま)ハーネスの収納袋に入れていた緊急用の軍手で何とか形になった。

40thフライト

 ライズアップして翼が出来るタイミングでややカブり気味。何とかブレークを抑えて斜面を駆け降りて事なきを得たが、ちょっと気持ち悪い。練習バーンだったらどうなっていただろ…と後で改めて思い起こす。
 西北西2で渋く浮いた先週の記憶もまだ新しいが、残念ながら今回は浮くことも無くズブズブ沈んですぐアプローチ。
 高度処理と判断がいまいちで建物の屋上に触るんじゃないか、という低空飛行でモタモタし、機体を揺らしたままランディング。当然ハードにならざるを得ず、地面が砂地でよかった〜(…と何度思ったことやら(^^;)。幸い、皆が居る第1TOからは見えない位置でドタバタしたのでそれだけでもラッキー!(笑)。


 次発の先輩(らんまるさん;男性)のランディングを待ちうけ、再度山へ。

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 風待ち後、先輩(しろさん;女性)がテイクオフ。しかし百戦錬磨のツワモノ(しろさん、失礼(笑)!)も風には勝てず間もなくランディング。
 その次は先生が機体を広げて準備したが、東が噛んできて*1第1にはフォローの風が…。
 さすがの先生もこりゃダメだ、と判断。「第2へ行こう」との事でバタバタ畳んで移動。…え?エ?ちうことはひょっとしたら今まで数多くの辛酸を舐めてきた(…って、まぁ自分の技量の無さのせいだけどさァ(笑)。)私の第2デビューの日か*2

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 第2へ到着するとそこそこまともな南風。「よぉしオトーサン行こうや」との声の後押しを受け、ソソクサと準備。不安が過ぎりながらも根っからの楽天家?好奇心の塊?の性格が頭をもたげ*3、第2TOで何回となく経験したライズア〜ップ。

41stフライト

 頭上で翼が出来たようだったので前に走り出して何とか浮く。「飛び乗りッ!」と言う声とともに、『バサバサッ!』と左側に奇妙な感覚。頭上を見上げると、ななな何とッ!!、キャノピーの左片翼(左翼端じゃなく、左片翼全部!)が潰れている*4ではないかッ!
 どっひゃぁ〜っ!と思いながらブレークをポンピングしたところ、インテークが(自分にとっては奇跡的に(汗))広がって翼形が整い何とか回復…ヤレヤレ(冷汗)*5
 途中、小さなサーマルや東寄りの山影ローターなどで結構ガタガタどんどん状態(あまり気持ちいいものではない)を経験しながら最終アプローチへ。今回は南向け。
 浜の吹き流し(ゼロ)が垂れていたので若干高めに入ったが、5mほど上空は南風が通っており降りない。ん?ん?と思いながらハーフで強制的に降ろし結構ロングで着地。前傾ハンドリングしつつ建物の近くでキャノピーを降ろした。

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 いやはや、何とか三度目の正直でようやく第2TOデビューを果たせたが、肝を冷やしてしまった。
 テモさすがプリマ。初級機分類&インテークのでかさから、異常状態からの回復の早さはこれで証明できたな、と先生や先輩。…ヲヒヲヒ、ワシはいつから異常操作のテストパイロットになったんだσ(^^;?

【F2(41&73/172),T8(5゚27'),P[ML0.1k]】

*1:後で気象状況を確認すると、しろさんが出るまでは西北西だったのが、瞬間風が止み、続いて東南東の全く逆の風が吹き出したのだ。まさにその絶妙の瞬間を経験したことになる。

*2:過去2回もデビューを失敗しているので、トラウマ的に苦手意識ががすごく働くのだ。

*3:そういえば練習場へ向かう途中、ラジオから流れてきた(浜村淳、土曜日でーす(笑)ね。)普段は全く信用していない生まれ月による西洋占星術による星占いによると、私の生まれ月(4月)は「新しいことに出会う日。ラッキーナンバーは"2"」と、まさに見透かされたようなことを言っていた事を思い出す。そーなればいいなー、とか瞬間心に留まったのか?

*4:後で聞くとテイクオフした瞬間にバンザイしたためカブってしまい、それが原因でインテークがばたついたのだろう、との事。

*5:先に降りて浜で見ていた先輩も、潰れた翼形を見た瞬間『山沈回収』の四文字が頭をかすめたそうな(笑)…トホホ。