log#022('08.05.17)_1

初山飛び!

W~WSW;2~4

 予報では南東の風で練習バーンで走り回るのみと思っていたが、明けてみたら西の風。
 先生から「初飛びの条件は揃いそうですが、どうしますか?本人次第ですよ」の言葉に、ちょっと不安は残るものの「やります!」。…いよいよその時が来た!
 先輩のソアリングテイクオフサポートのあと、浜の中央で初飛びに向けてのイメトレ&シミュレーション。先生からフライトプランを聞いた後、山に登る。
 ラインチェックをしながら「お、我ながらあまり動じてないぞ、比較的冷静じゃないか」と思っていたが、先輩たちの数多くのテイクオフのサポートをして見慣れていたその位置に立った時、「あー、いよいよ自分がこの位置に立つ時が来たのだ」と思った途端、急に血圧が上がった感じ。鼓動が早くなったのを感じた。
 ここしばらくの良いテイクオフの感覚を思い出し、平静心で、慌てるな、力を入れるな、と自分自身に言い聞かせる。


 OKが出て「行きまーす」。…よぉし、機体のテンションは手じゃなく腰で感じて、と…


 …その後、山裾に広がる雑木林の樹の上を自分自身が飛んでいるのに気づいたが、OKの声を聞いたあと何をどうしたのか記憶が飛んでいる。確か前に立って緊急時のフルブレークを指示して貰うはずだった先輩(なぎっちさん;男性)の顔が目の前に有った様な気がするが、我に返った時にはいつのまにか浮いてた、という感じ。
浮いた!
 先生の無線誘導の声で「聞こえていたら足を振って」に足をバタバタ。すぐにターンの指令で体重移動
 瞬間ではあるが瀬戸大橋の全景やいつも練習の行き帰りに通る道を眼下に見ることが出来た*1。そしてその空間に自分が存在することが不思議な気がするとともに、これって半年間も練習してきた成果だよなぁ、と感動を覚える。
あンまァ〜いターン
 現実に振り戻っての反省点。飛行中ブレークコードの引きがすごく甘かった*2。何度も「もっと引いて、引いて」の無線の声。結果、ターンが弱く、フライトプランから外れてランディングの予定場所よりずいぶん手前の浜に若干ハードなランディングをしてしまった。砂浜なので足への衝撃は問題なかったが、キャノピーが前に落ちてしまう無様さ。
 次回は遠慮せずブレークコードを引くことを肝に銘じた。
 でもとにかくケガもなく初飛び終了*3。先生はじめ、先輩の皆さんに感謝!
右下に先生と先輩
 

A級検定(学科)合格!

 あやうく書き込むのを忘れるところだった(笑)。練習に参加してすぐ前回の実技に続く学科の検定を受けた。
 全部で10問。三択問題で解答自体は5分もかからず済んだが、その場で答え合わせ。正解以外の2者の意味を口頭試問され慌てた(笑)。
 先輩の話ではA級の学科は簡単らしいが上の級になるにつれ難しくなる模様。実技もさることながら、学科もモタモタジタバタするのかなぁ(笑)。

【F1(1&58/137),T3'(1゚06'),P[A検3k,保10k(+S10k),ML0.1k]】

*1:あとで先輩にそれを話すと、「初フライトでよくそんな余裕があったなぁ、自分のときは飛んで降りるのが精一杯だったのに」と言われた。…そういわれると見たような気になっていただけかも知れないような気になって来たゾ(笑)。…多分見たような気がするんだけどなぁ…(^^;。

*2:引きが甘いのは、周りが皆中級・上級者ばかりで、当然機体も中上級機の挙動の話が多く、ターンの鋭さをよく聞かされていたため、耳年増で「なるほど、ターンする時はきつく引いてはいけないのだ。出来るだけ体重移動をするべきなのだ」と勝手な解釈をしていたからだと思う。後で先輩(らんまるさん;男性)に「初級機のプリマはしっかり引かないと良いターンが出来ないゾ」と教えて貰った。それを初フライトで体得できたのはよかったというべきであろう、とプラス思考(笑)。

*3:振り返ってみると初めて体験をしたのが昨年11月17日。ちょうど半年後に初山飛びを迎えた勘定になる。早い人は2〜3ヶ月でその時を迎えるらしいから、練習への出席率が良いことから考えるとやはり遅々としたスピードであることは否めない。…とはいえ焦ってもロクな事が無いのは半世紀以上生きてきてしっかり身に沁みている(笑)ので、何はともあれマイペースで行くのだ。