log#031('08.07.13)_7,8

7thフライト

SW~W;2~4

 昨日の事もあってちょい早めに家を出たら集合30分前に到着してしまった。昨日言われた集合前に上がって1本、も考えられなくはなかったが、昨日の暑さで自分が疲れている様に先輩も疲れているだろう、と無理をせず皆の到着を待つ。浜は海水浴客が15人ほどいるがランディング場はクリア。…11時前なのにナニコノ熱波?!アチ〜イッ!!堤防の上から浜を見ているだけで顔や腕から汗が噴き出す。今日も日焼け止め(試供品(笑))を塗っては来たが…汗とヘルメット内側スポンジですぐ取れてしまうだろな(笑)。若い女性3人体験(タンデム1人,体験2人)あり。
 皆で山へ。準備不足でチャンスを逃した昨日の経験からすぐに機体を広げラインチェック。第一TOの眼前が開けた坂を見てキャーキャー騒ぐ女性3人の黄色い声を久しぶりに聞く(笑)。先輩(らんまるさん;男性)がタンデムのダミー、次に先生が私のダミーも兼ねてタンデムテイクオフ。すぐに機体を広げて先生のランディング後の誘導態勢を待つ。そして頃合いを見て無線コール。
 本日1本目(合計7本目)にして初めてクラブメンバー以外のギャラリー、それも妙齢の女性2人が見てると思うと…ちょい緊張…したか?…ん〜、大してしなかったぞ?…何だか枯れ木に近づいているようで寂しいわい(ーー;。でも無事にテイクオフした瞬間、後方で「ワァーッ!」という黄色い声はちゃんと聞こえた(^^)。
 風は初めて経験する南西方向で、未経験の第2TO下まで飛んでやっと左180度ターン。結構浮きがあって180度ターンを何度か繰り返すことができたので、7回目にして初めてフライトを楽しめたような気がする。また、先輩に聞いていた「上空は涼しい」という感覚を初めて味わう。そう、飛んでいる時は涼しいのだ。背面以外はむき出しで時速数十キロで進んでいるんだから涼しくて当たり前なんだけど、今まではそれを感じる余裕がなかったのよね。
 途中、自分を運んでくれているキャノピーを見上げる*1。ご苦労さん、これからも一緒に飛んでくれよな、…と思うより先にセルの所々に浮かぶ枯葉・草・砂の影が目に入る(笑)。ごめんよぉ、今度気候のいい時に中のゴミを掃除しちゃるからなぁ、と謝るのが先になっちまった(笑)。
 そしていよいよ初の南向きアプローチ。目標の樹を越えて海の上に出て左ターン。練習バーンを左下に見て浜の上で右修正。
[ 右ちょい修正
 そのとき先生から「肩」の指示。最初はブレークコードの位置かと思ったが次の「肩を前に」の指示で、そうだ!ここで身体を起こして走るんだ!と理解。フレアと同時に前に走ることができてランディング無事成功。
7本目にしてやっと人並み?
 やったぜ!南向き初ランディング&着地体勢が何とか保ててようやく納得できるフライト。凄く嬉しい(^o^)¥。

ギャラリー出現

 驚いたことにキャノピーを下ろした瞬間、拍手して「上手いウマイ」といつもと違う声。へ?と声のした方を向くと何と職場の同僚が居るではないか。この前から何度も練習場の場所を聞いてくるなぁと思っていたが、わざわざ見に来てくれていたのだ。ご本人はスポーツ好きで、スポーツ嫌いの私が御託を並べているパラグライダーに興味はすごくあるものの、年齢(64歳だったか?定年後の嘱託社員)と費用のせいで足を踏み込めないんだよな〜、と本人の弁。でも上の2枚のように臨場感あふれる写真を撮って貰ってこれまた嬉し(^^)。

8thフライト

W~WNW;4~3

 残った女性2人の体験のサポート*2後、その体験女性陣が帰る頃やっと体力が回復して山に上がる気になった。
 第一TOに到着するちょっと前、私の1本目のフライト後にテイクオフしてずうっと一人でソアリングで頑張っていた先輩(しろさん;女性)が疲れてランディング*3すると、私の誘導に先生が浜に降りる事になったので、ダミーなし。風速3以下でないと飛べないことになる。
 TOにたどり着きすぐに機体を広げ気象通報を見ると西4。昨日のマボロシの3本目が頭をかすめたが、吹きあがってくる風は弱く、先輩とこれで4?次の通報で3に落ちるわ、と楽観。ちょっと強い時とほとんど止む時があり、息をしている感じ。直後の通報は同じ西4だったが、その15分後の通報で西北西3。急ぎTOに立ち先生の誘導を待つ。本日2本目(合計8本目)。アプローチは1本目と異なりいつもの北向きのフライトプラン
 真正面ではないのでちょっと左右に振られるかも?と思ったとおり、ライズアップしたら左へ傾いた。何とか付いて行って*4走り出し、左下の樹頭の横面を揺らしてやっとテイクオフ。…やれやれ、先週に続きまた勤労奉仕の場所が増えた(笑)。今度まとめて剪定っ!
 1本目と異なり風向きが変わったことで、飛んでいるあいだ時折ゴツゴツした浮沈を感じる。ちょっと気味が悪いなと思うが初心者向けのプリマの安定性を信じてターン。最終アプローチで堤防沿いに進んだ時もゴンゴンとちょっと沈んだが高度は何とか維持。海水浴客のパラソルの上を越えランディング場に。今日の1本目でいいランディングが出来たので今度も!と狙ったものの、やっぱり身体が後ろに傾いて踵が前(笑)。こりゃイカン!と着地と共に走り出してごまかそうとしたが、先生にも先輩にも見破られてしまった*5(笑)。…えぇーぃっ!また来週に修正練習ぢゃ(笑)。

今後の予定

 先生から、超初心者のうちは真正面の風でしか出さなかったけど、先回と今回で少々左右に振られても何とか付いて行けることが分かったので、今後は真正面以外ちょっと怪しくてもOK。更にテイクオフ後の右45度ターンと最初の左180度ターンは指示しないので自分で判断するように、と言われた。踵から着地する癖は早期に修正のこと、も当然追加されたが(笑)。
 少し上達したことを認めて貰って嬉しい反面、だいじょぶかー?と身が引き締まる思い。一人っ子で甘やかされて育ったのでσ(^^;半世紀以上生きてきても相変わらず依頼心が人一倍強いのだ(笑)。

【F2(8&66/152),T8'(1゚37'),P[TS2.8k,(+Sジャ4.2k),ML0.1k]】

*1:先日ネットサーフィンしている時、どこかのスクールの家頁に練習生の初山飛び感想が載っていて「『今まで練習場での立ち上げには数多く付き合ってくれたが、やっと本来の姿で飛ぶことが出来たなぁ、これからも頼むぞ』と感慨深く自機を見上げた」とあり、私の初フライトではそんな余裕無かったなぁ。よし、今度飛んだ時に見上げてご苦労さん、と声をかけちゃろう、と思ったのだ。

*2:真夏の体験サポートは熱中症にご用心。途中、風の無さと蒸し暑さ、それに飲み水が切れて目の前がクラクラチカチカ。駐車場まで何とかたどり着き、別に持って来ていた水を補給。あのままだと確実に熱中症になってたのではと思う。

*3:何と!三百山での自己新記録;2時間50分(°°)!も浮いていたとのこと。

*4:サポートして貰った先輩(らんまるさん;男性)の話しでは、左への傾きに付いてはいたが、あと一歩あればもっときれいに修正できたのに、との事だった。

*5:何でバレたかというと、砂を10cmくらい踵で掘った跡がクッキリだったのだ(笑)。