log#047('08.11.23)_18,19

W~SSW;3~5

 数日前からの良い風向きの予報で時間前に集合する事になり、イソイソ出かける。
 到着直前(集合時間の30分ほど前)に電話が入り、皆さんもう山に上がりかけてるとの事で私は山へ直行。良い風を逃すまいとの一所懸命ぶりに我ながら笑ってしまった。

18thフライト

 風速は3〜4で、私にはちょっと強すぎるかな?と思ったが、とりあえず準備。ぶっ飛び予定の先輩が飛んだ直後、私を出していいか先生もちょっと迷って「どうする?」と聞かれたが、危険じゃない限り今は色んな状況を経験しておきたいため(先輩がこっそり飛べ飛べと焚付けるジェスチャー出してたし(笑))「行きます」と応えるのは当然の成り行き。
 「この風は本当はオトーサンの風じゃない。くれぐれも指導を無視しないよう、勝手な操作はしないように」と厳命された後、ライズアップ。左に振られたが何とか付いていき…後から聞けば実はテイクオフ脇の立ち木の側面をラインで擦りながら走り抜けたらしい…自覚なし(汗)…やっとこさテイクオフ。
 途中はさすがに先生も心配するくらい結構息をしており、ガクガクと身体に感じながらも大して浮くでもなく、かといって沈むでもなく、緩やかに高度を下げていく。足元を覗くと赤や黄色の紅葉の樹が、下や横から見るのと違ってひしめき合って見えるのでやっぱり不思議な感じ。
今日の海原は緑青
 アプローチは港側から。目標の樹の上は低く感じたが、集落の横の山裾に張り付く指示でちょっと浮き、堤防を少し越えた事を先生から叱られながら(汗)、海から右ターン。ちょっと高めだったが左右に振るほどでもなくハーフでやや強行着陸。
 ランディング時に浜に居てもらってた先輩(なぎっちさん;男性)から「座ったまま着陸しようとしている」と相変わらずの指摘あり。身体を伸ばす動作がまだ身についていない。次回注意!


 私の着陸後、タンデム体験の女性2名の一人目が先生とテイクオフし、風が出てきたこともありゆったり漫遊して無事ランディング。私が「どう?怖くなかった?」と聞くと「飛び出す瞬間は怖かったけど、あとは別世界でスゴク楽しかったです。」との事。最近は女性のほうが肝が据わっていると実感。やっぱり女は度胸かぁ(笑)。
 その後は風がやや強くなってきたので私はサポートに回る。先輩たちはそれぞれソアリングを楽しみ、途中でやや南向きになってきたため二人目のタンデムは第2TOから。私は第1TOに残って飛ぶタイミングを待っていたが、若干の行き違いで結局第2TOでのサポートに回ることになった。
 無事にタンデムの二人を見送り第1TOへ戻る。先輩と先生は皆浜に降り、第1TOに残ったのは私と数ヶ月ぶりに顔を出したほぼ初心者に近い後輩、そしてタンデムが終わった一人目のお嬢さんの3人のみ。

スタ沈に近い立上げミス(;o;)

 風はそこそこパワーがあり、浜に居る先生からテイクオフOKの連絡を貰ったものの、(サポートに自信無さげな)後輩にセンターを持ってもらうシチュエーションは初。
 ダ、ダイジョブか?と思いながらライズアップしてみると、一本目と同様機体が左に取られ、少々左に踏み込んだぐらいでは追いつかない。機体がやっと上で安定して無線から先生の「OK」が聞こえたときには私の身体は既に左側のブッシュの中(苦笑)。懸念していたサポートが問題ではなく、私の技量が足りなかっただけのトラブル…(苦笑)。
 幸い機体が大きく藪に被さらなかったので回収を後輩と体験のお嬢さんに手伝ってもらい、3〜4分で元の立上げ位置に戻ることが出来た。…ヤレヤレ(笑)。立上げ時の瞬間的な対応が出来るように多数経験するしかないな。

19thフライト

 気を取り直して再度ライズアップ。直前の左への取られ方と似たような動作を残しながら、今度は何とか無事にテイクオフできた。
 先生のタンデムや先輩諸氏が降りた後だったが、ソアリング成分?が残っていて浮きは結構良く、上に突き上げられる感覚を感じながら第2TOと第1TOの間を行ったり来たり数往復。途中第2TOの全景が見えたということは高度135m超は間違いなく、サポートして貰った後輩と体験のお嬢さんを横目で見ながら第1TOの前をターンしたことから、第1TOのレベルキープ145mと言うことだったんだろうな、とあとで思う。
 もう一つ、このフライトで初体験。今までは私が飛ぶときは誰一人エリアにいない状態、つまり単独飛行を先生や先輩が(固唾を呑んで(苦笑)?)見守る状況だったが、今回は先輩一人(しろさん;女性)がはるか上空でソアリングしている状態でテイクオフしたのだ。
 よくよく考えるとこれは画期的な事ではないかと思う。実際、飛行中に先生の無線によるアドバイスが私ではなく先輩へのものが数回あって*1、やっと私のフライトに全精力を傾けなくてもいいと先生が思うようになって貰えたのかぁ、とちょっと嬉しく思う。
 最終アプローチは久々の練習バーン側(南向き)から。前のフライトで尻を出せなかったことを強く意識し、最後のターンのあと思いっきり身体を反らしたところ、今まで幾度と無く失敗に終わっていた体勢が難なく取ることが出来、嬉しくなると同時に、あ〜、この感覚かぁ、今までの苦労は何だったのだぁ、と拍子抜けに近い感覚。…これは少しづつ上達していることにつながるのかな?
 着地は相変わらずやや踵気味だったものの、今までと違う達成感に我ながらニンマリ(笑)。よぉしこの良いイメージを持続したまま次のフライトに備えよう。

【F2(19&70/161),T12(2゚30'),P[ML0.1k]】

*1:え?ここで右ターン?なんで?あ、先輩への指示だったのかぁ(笑)、とか、「そういやオトーサンもよく浮いたまま降りてこないな」と改めて気づいたような言い方だったりしたのだ。