log#057('09.02.15)_29~32【B級実技検定合格!】

W~WNW;2~4

 前回(2/11)時点でこの日の風向きが良さそうな気配がしていたし、昨日見た予報では絶好の日和。ぅあァこりャぁ検定風だぁどォしよぉ、とプレッシャーに弱いオッサンσ(^^;にとっては仕事もロクに手が付かないドキドキで頭の血管が切れんばかり(笑)。
 わがクラブは先生から検定受検OKのサインが出たあとは、自分の体調と自信に応じた自己申告を常にしているため、自ら「お願いします」と言わない限り「受検しないの?」などのお誘いは無い。今まで下で指をくわえて眺めていた、空中にプカプカ浮かび下界を睥睨することが出来る(^^;ソアリング生になるためにはB級合格あるのみ。
 更にも増して今日から完全送迎アッシー君となったお嬢さんとの行き帰り延べ2時間に亘る楽しいひと時(^^)を過ごせる期待と、検定ダイヂョーぶかァー?の不安を織り交ぜながらこの日を迎えたのだ。


 集合してすぐ、どうする?との言葉に出ない無言のプレッシャーのオーラを発する先生に「検定お願いします」と言ってしまった(^^;。
 皆で第1TOに。

29thフライト;B級予備検定

 第1TOから先輩(らんまるさん;男性)がダミーフライト。先輩が浜に下りた状態でいよいよ私の番。大きく深呼吸をして予備検定をコール。
 ライズアップ順調。テイクオフも問題なく浮かんだ。その後沈下の速度に合わせターンを数回してアプローチ。
 ダミーの先輩の「下で所々浮きが有る模様」との情報が頭に残っていたため、一瞬「低い?建物の手前ターンをすべきか?」と思ったものの、山側に付けて若干の浮きを感じたこともあり、エエイママよ、と建物を回りこむことに。…振り返って確認したゼロ(浜の吹流し)は殆ど尾を垂れたまま。
 堤防を回りこむ頃、賭けが裏目に出て高度低下。こりゃ随分ショートだ、と思いながら慌ててランディング体勢を取って着陸。ハンドリングをしっかりせにゃぁぁの刷り込みどおりキャノピーを何とか無事に身体の後ろに降ろし、まさにヤレヤレ(笑)だったが、やったぞー、と独り悦に入っていたら先生から「オトーサン、第1TOから確認することできない死角で頑張ってもダメ。同じことを本検定でやったら不合格」とのご宣託(涙)。そう、建物の近くは第一TOの死野なのだ。
 少しでもキャノピーの上っ面が見えてどんな動きをしているか確認できるならともかく、試験官である先生から見えないところで頑張っても意味がないのだ。トホホ(--;。

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 現在アッシー君をしている(…させて頂いている?(^^;)お嬢さんと先生とのタンデム体験の予定があったので、そのフライトをダミー代わりとして先生が浜へ降り、私の本検定を審査する予定だったけど、弱含みのため風待ち状態。
 しばらく経って「タンデム待たずに本検定行こうか?」の問いに、受検待ちで心臓バクバク状態の緊張から一刻も早く開放されたい気持ちも手伝い、またもや「お願いします」(笑)。

30thフライト;B級本検定

 本検定とはいいながらいつもと同じ調子で皆にサポートしてもらい、自分はテイクオフ位置へ。機体の状態やラインをロクに確認もせず「落ち着けよ〜自分、ダイジョーブダー」と独り小声で体勢のチェックをしていたら、先生から「本検定だ、ホンケンテイだよ、良いのか?そのままで良いのか?」との強いオーラ(^^;を感じる。
 何が悪いのか分からず戸惑いながら無線チェックや検定コールをしていたら「このままなら不合格」とのご宣託。
 よくよく見たれば右側のラインがそこそこ入り乱れている事が原因。あッちぁーと思いながらラインを戻し、改めて各装備のチェックを大声で指差称呼確認後、気を取り直して(緊張しまくりだったけど、この再々度のチェックで一息落ち着きを取り戻したような気がする)ライズアップ。
 ここの所左に取られることが定石だったが、今回は問題なくテイクオフできてラッキー*1
検定中ッ!
 先生がタンデムの風待ちをするくらいだから浮きは殆ど無く、予備検定より若干高いかな?と思いながらアプローチへ。今度こそ建物の手前!と小回りしながらゼロの吹流しを見ると尾が垂れたまま。手前ターンが正解だ、と感じながらほぼ定位置に着地してそのままハンドリング。何とか安定させたまま後ろへ降ろす。


 山から「オメデトー」の声。…ヤッターッというより「ホッ」とした感じ。やっと先輩たちのように空にプカプカ浮かべるようになる喜びは…これから徐々に沸いてくるのだろうな。
 とりあえず自分にお疲れさん(^^;。

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 先輩にお迎えをお願いし、本日三度目の山へ上がる。合格はしたものの、すぐ後の練習フライトで山沈などの問題を引き起こしたらJHFへの申請を一時延期すると聞かされていたこともあり、用心のため無理に飛ばずサポートに徹しようかと思っていたら「遠慮せずドンドン飛んで」と先生。
 そうは言ってもなぁ、と思いつつ第一TOへ到着。風は弱く、皆風待ち状態だったが、無為に時を過ごしても、というわけでアッシー君をしているお嬢さんと先生のタンデム準備。
 何とか風を見つけてテイクオフした先生と初の山飛び体験でテンパッていた(^^;お嬢さんを見送り、
お嬢さんタンデム中
その後に続いた先輩も見送って残るは後輩と私。
 準備を済ませてテイクオフへ。先輩からサポート一人で大丈夫?と言われていたが、ちょっと前に95%素人の後輩のサポートで出たことがあることを考えると屁でもないのだ(笑)。

31stフライト

 順調にライズアップしたが、弱い風で数ターン後すぐアプローチ。もうちょっと伸びるかと思っていたが余裕無く、浜に降りていた先生や先輩たち皆が見ている前でアタフタとランディング。キャノピーもややアコーディオン状態(笑)。
 皆から「オトーサンは誰も見てないほうが上手く出来るんじゃない?」とカラカワれること夥し(笑)。

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 浜は相変わらず穏やか過ぎて練習バーンが使えそうに無いので再び全員で山へ。
 曇ってきて浜は穏やかだけど第1TOの風は徐々に強くなってきた。先生から「合格したオトーサンの風が早速吹いてきたぞ」と笑われる。テイクオフはややきつい風。「一番に行く?」と聞かれたので迷わず「行きます」。風は待ってくれないのだ(笑)。

32ndフライト

 今までと異なり、私の前にブレークコードを引っ張る準備をした先生が立つ。万一の場合の緊急停止のため。ライズアップして2〜3歩バックしたが、特に暴れることなく飛び出せた。
 後で聞くとテイクオフしてすぐ右ターンすべきところを前に出しすぎたため、もうちょっと浮けたのが無駄な沈下を招いてしまったとの事。…そうは言っても今までのクセ(風が弱い時に出るため走り降り、一旦前に出て速度を稼いで初めてターンできるようになる)はなかなか抜けない*2
 途中はかなりガタガタ揺れ(大抵は自分で揺らしていたらしいが(笑))おぉこれが風速4だぁ、と思いながら*3左右に振られつつずんずん沈下(涙)。
 特にアプローチ近くはズブズブ沈んで早めのターンで何とか切り抜ける。今度は誰も浜に居ないためか巧く行き(笑)無事にハンドリング、きちんと後ろに降ろし「ナイスランディング」と無線からお褒めの言葉。やっぱり人より早く飛ぶべきか知らん(笑)?

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 今日のフライトは4本とも(あまり気にしてなかったけど本数だけは自己タイ記録だ(笑))、テイクオフもランディングもそこそこ*4で(おぉ奥床しいσ(^^;)気が滅入る様な失敗もなく、順風満帆(…はチト大げさか(^^;)にフライトできる様になったのは若干でも進歩した証か知らん?
 山飛び30本目でB級合格は決して早くないが、さりとてめちゃくちゃ遅くも無い?A級合格までの道程に比べればまだマシかな?

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 帰り道、お嬢さんから合格お祝いの言葉を頂戴し「Qoo〜ッ!パラを続けてて良かったぁ〜ッ\(^O^)/!!」と感涙に咽んだ事は語るまでも無い(^^;。

【F4(32&71/163),T12(3゚08'),P[B検3k,B申3k,ML0.1k]】

*1:正直、ライズアップ後の翼形成とハンドリング時の自分自身の腕の制御の意識(自分で腕が上がっているのか下がっているのかよく分からないのだ(--;)があまり無いため、不安を抱えていたのだ…今でもそうだけど(^^;。

*2:…そのうち慣れてきたら出来るようになる…なればいいなぁ…なればいいけど(^^;。

*3:後で聞くと同じ風速4でも今日の4は行儀が悪かったようで、もう少し素直な4のときにしっかり練習すれば良いと教えられる。

*4:とはいえ、4本ともアプローチ前の動作が若干低いことを指摘された。目標の樹を蹴飛ばすんじゃないか?と自分でも思うくらいなので、少し余裕を持って高めでアプローチに臨まなければいけない。…年末年始のフライトが少しトラウマになっているのかもなぁ…(^^;。